Skip to content

僕たちは座ってする事が出来ない

「座りションベン」が「デキる男の嗜み」になって久しい今日この頃。

NPO法人日本トイレ研究所(実在する組織です)が全国47都道府県の男性(20〜69歳)を対象に実施した「男性のオシッコ事情」調査によると、自宅で小便をする際、約4割の男性が「座りション」をすると回答しました。

《自宅でのオシッコの仕方》
 座りション:43.7%
 立ちション:55.3%

驚くべきは、「座りション」派の中で、家族に言われて座りションをしている割合はたった2割で、8割の人は自分の意思で座って小便をしている、という事実です。

これはつまり、「立ちションは飛び散って汚い」という意識が女性だけでなく、男性の中にも根付きつつあるという事であり、元来綺麗好きな日本人の性質を考えれば、まあ納得の行く調査結果なのかもしれません。

しかしながら、私は座りション派の意見に対して一定の理解は示しつつも、やはり男の本来あるべき姿は「立ちション」であると考えるのであります。

理由はズバリ、座りションがもたらす「残尿感」であり、これは男性諸君であれば「漏れなく」分かって頂けるところだと思います。つまり、本来男性の体は立って排尿するように出来ており、座った状態だと尿道が塞がれて残尿リスクが高まってしまうのです。

かく言う私も、大便をする時に限っては座って小便を出す訳でありますが、どうしても残尿感が残るので、私はいつも「牛の乳搾り」の要領で、竿の中から残尿を絞り出しているのです。

「シシ神殺しをやめて、侍殺しをやれと言うのか」

「違う!森とタタラ場、双方生きる道はないのか!」

アシタカの名言に例えるなら、トイレの衛生環境を乱す「立ちション」派は森を破壊するタタラ場であり、トイレの秩序を保つ「座りション」派はさながら森の主であるシシ神といったところでありましょうか。

アシタカが主張する「双方が生きる道」として一番良いと考えられる方法は、男性用と女性用の二つのトイレを作る事でしょう。しかし、一家庭に複数のトイレがあるケースなどはごく一部であり、多くの家庭、とりわけ集合住宅に住む家庭では、一つのトイレを家族全員でシェアする事が一般的です。

結局のところ、「双方が生きる道」というのは「双方が妥協する道」という事なのでしょう。タタラ場側の私の立場からすると、「立ちションはやる。但し、飛び散りを極力抑えた形でやる。」という事になります。

飛び散りを抑えるために重要な要素は下記の三つになります。

①尿の狙い所/着地点
 →基本的に「水面と便器の境界線」を狙って放尿する事が鉄則です。

②便器面に対する尿の入射角
 →便器面に対してなるべく鋭角に放尿する事で、飛び散りを最小限に抑える事が出来ます。

③便器の水位
 →低い方が飛び散りを抑える事が出来ます。

と、文字で書いても伝わりずらいので、下の写真を使って説明していきます。

【水位が低いタイプ】
 飛び散り度:かなり少ない

赤丸で示した部分が尿の狙い目になります。
水位が低く設定されているトイレの場合、ご覧の通り狙い目部分の便器面の傾斜がとても大きいので、便器面に対して極めて鋭角に放尿する事が可能になり、結果として飛び散り度はかなり少なくなります。
但し、水位が低いと、どうしても大便がこびりつきやすくなってしまうというマイナス面もあります。

【水位が中程にあるタイプ】
 飛び散り度:少ない

水位が中程のタイプでは、赤丸で示した狙い目部分の便器面の傾斜が緩やかになっているのがわかります。この場合、尿の便器面に対する入射角を鋭角に保つ事が難しくなるため、水位が低いタイプに比べるとどうしても飛び散り度が上がってしまいますが、それでも狙い目を間違えなければ、かなり飛び散りを軽減する事が可能です。

便器の水位が「低いタイプ」と「中程のタイプ」について説明致しましたが、これより水位が高くなると狙い目の範囲が小さくなくなる事に加え、便器面の傾斜が更に緩やかになって尿の入射角を鋭角に保つ事が出来なくり、飛び散り度がかなり高くなってしまうので、家庭用トイレの水位は「低い〜中程」に設定する事が推奨されます。

以上、ここまで色々と「立ちション」のテクニックに関して書いてきましたが、いくら上手く立ちションしたところで飛び散りをゼロにする事は出来ません。立ちションをしたら必ず紙で、またはトイレクイックル的な掃除用品を使ってこまめにトイレを拭き掃除する事が、トイレの秩序、引いては家庭の平和を維持するために、立ちション男性諸君に求められている事なのです。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です